ディズニー音楽には、多くのラブソング、バラードがあります。その心打つメロディーは、私たちをいつもときめきと幸せに満ち溢れた気持ちにしてくれます。 まさにディズニーが私たちに送り続けているメッセージそのものとも言えるでしょう。
今回はその中でも、特に名作と言われるラブソングとバラードを特集してお贈りします。 このコーナーのために、ブラッド・ケリー氏が選りすぐった名曲をヴァイオリン、フリューゲルホルンをソロとして、小編成アンサンブルにアレンジしました。情感豊かな楽器の音色を楽しんでいただけることでしょう。
また、東京フィルハーモニー交響楽団の青木高志氏（ヴァイオリン、コンサートマスター）、辻本憲一氏（フリューゲルホルン、首席奏者）をソリストとしてフィーチャー。心に響く演奏を、存分に味わっていただけます。どうぞ、ご期待下さい。


ディズニー ラブ＆バラード・アコースティック・コーナー

愛のファースト・キス　Love's First Kiss/Solo 青木高志
ディズニー・アニメーション「白雪姫」より。毒リンゴを口にし、横たわる白雪姫。王子が口づけすると白雪姫が息を吹き返すというシーンに使用されました。「いつか王子様が」のメロディーも聴こえてきます。運命の人とめぐり合う瞬間のロマンティックな曲。

2ペンスを鳩に Feed the Birds/Solo青木高志
ミュージカル映画「メリー・ポピンズ」より。
ロンドンに住むバンクス氏は銀行家で気むずかしく、その奥さんも毎日外出ばかりしています。ふたりの間の子供である、ジェーンとマイケルは乳母に任せていますが、わんぱく盛りの子供たちが手に負えなくなり、乳母がすぐにやめてしまいます。
ある日、東風と共に若い家庭教師であるメリー・ポピンズがバンクス家にやってきます。彼女は不思議な力の持ち主で、子供たちと一緒に絵の中に入って遊んだりします。 メリーと子供たちはすぐに仲良くなり、その影響で厳格だったバンクス家も、次第に明るく朗らかな雰囲気に包まれていきます。「2ペンスを鳩に」はバンクス氏が勤める銀行近くにいる、鳩のえさ売りのおばあさんについて子供たちに教える歌です。
善きことはたとえ小さなことでも、誰かが喜ぶのよと、美しいメロディーにのせて語り かける名曲です。

リフレクション　Reflection/Solo 辻本憲一
ディズニー・アニメーション「ムーラン」より。主人公のムーランが鏡に映った自分の姿を見て、「本当の自分とは何か」と自らに問いかけるように歌う曲。自分の心にまっすぐであろうとする主人公のみずみずしい気持ちが伝わってくる作品。

ホエン・シー・ラヴド・ミー　When She Loved Me/Solo辻本憲一
ディズニー・アニメーション「トイ・ストーリー２」より。
カウガール人形のジェシーは元気な女の子ですが、とても悲しい思い出を持っています。ジェシーは以前、エミリーという少女のお気に入りのおもちゃでした。ですが、エミリーが成長していくにつれて一緒に遊ぶことが少なくなっていきました。そして最期には不用品バザーに出品され、エミリーと離ればなれになってしまったという、辛い経験です。
映画の中では、"誰かに愛されていた頃は何もかもが美しくて二人で刻んだ時のひとつひとつが心の中に生きている彼女に愛されていた頃"と歌われています。ジェシーの悲しみが伝わる、美しくも切ない名曲です。

他、新たな楽曲を決定次第ご紹介していきます。