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ハーモニージャパン

カウント・ベイシー・オーケストラ ジャパンツアー2010 開催決定!

CD情報

  • パリの四月	April In Paris

    『エイプリル・イン・パリ』(1955,1956)

    ジャズのスタンダード・ナンバーの中でも、名曲中の名曲と言われている。1932年初演のミュージカル『ウォーク・ア・リトル・ファースター』の主題歌であり、作曲はヨーロッパ生活の長いヴァーノン・デューク、作詞は『オズの魔法使い』(1939)の《Over the Rainbow 虹の彼方に》などで知られる、エドガー・イップ・ハーバーグが手がけた。当時はまったく注目されなかったが、その後ニューヨークのある女性歌手が歌うことでヒットし、注目されるようになる。数々の名演、名唱があるが、特にベイシー楽団の演奏は「ワン・モア・タイム!」というベイシー自身の掛け声で演奏が繰り返されるエンディングでお馴染み。

  • リル・ダーリン Lil Darlin'

    『アトミック・ベイシー』(1957)

    初期のベイシー楽団にかかせない作編曲家、ニール・へフティが自身の娘のために書いた曲。ビッグバンドのみならず、ピアノ・トリオやボーカリストにも人気が高い。スローなバラードで、管楽器の重厚な響きが、ハイソサエティな雰囲気を作る。ベイシー楽団の第2期全盛期と呼ばれる、1950年代後半に吹き込まれた『アトミック・ベイシー』に収録されている。サド・ジョーンズ(TP)、マーシャル・ロイヤル(CL、AS)、フランク・ウェス(AS、FL)、フランク・フォスター(TS)、フレディ・グリーン(G)、ソニー・ペイン(DS)といった人気と実力を兼ね備えたメンバーによるスウィンギーなプレイが満載。

  • キュート	Cute

    『ベイシー・プレイズ・ヘフティ』(1958)

    1950年代のベイシー楽団の代表曲のひとつで、ニール・ヘフティのペンによるもの。“いつものその雰囲気や振る舞いが、君の可愛さの魅力ってことなんだ”というロマンチックな歌詞で、フルートやミュート・ブラスをフィーチャーし、楽器の魅力がキュートに引き出されている。
    1957年のベイシー楽団が全編ニール・ヘフティの用意したスコアに挑戦した『アトミック・ベイシー』は発売当初から話題を集め、50年代ベイシーを代表する人気盤となり、その成功を受けて1958年、再びヘフティの編曲に取り組んだのが、この『ベイシー・プレイズ・ヘフティ』(Roulette R52011)。のちの人気スタンダードとなった「キュート」の初演は、このアルバムで、どの曲もベイシーの音楽を深く理解したヘフティならではのアレンジが光る。

  • ジャンピン・アット・ザ・ウッドサイド	Jumpin At the Woodside

    『ベイシー・イン・ロンドン』(1956)

    「ワン・オクロック・ジャンプ」とともにベイシー楽団を一躍世界的なスターダムに押し上げた一曲。アップテンポで次々に繰り広げられるソロは圧巻で文句なしにかっこいい。フランク・フォスターが新しく編曲している。『ベイシー・イン・ロンドン』での演奏では、急速テンポに乗って、次々と展開されるソロのリレーが快調だ。中でも後半に出てくるフオスターによるテナー・ソロはパンチのきいた強力なパックの合奏と交差して、熱狂的な雰囲気を盛りあげた素晴らしいプレイである。

  • シャイニー・ストッキングス	Shiny Stockings

    『エラ・アンド・ベイシー』(1963)

    フランク・フォスターの作編曲したミディアム・パウンスの佳曲である。ベイシー楽団の代表アルバム『ベイシー・イン・ロンドン』では、リズム・セクションが快適なリズムを刻むうちに、後半に入るやソニー・ペインの演ずるドラムのフィル・インが物凄いパンチを生み出し、 演奏全体を大いに盛りあげている。また、『エラ・アンド・ベイシー』では、エラ・フィッツジェラルドによる作詞で披露されており、数多くある同楽団の演奏の中でも屈指の名演。テナー・サックス奏者であったフォスターは、作曲家、アレンジャーとしても楽団に多くの曲を提供した。


    動画はこちら
  • コーナー・ポケット	Corner Pocket

    『ファースト・タイム』(1961)

    変則リズムではじまるイントロが印象的。
    ベイシーに次ぐ最古参のフレディ・グリーンが作編曲したミディアム・バウンスのリラックスした快適なスイング・ナンバーである。1961年7月にエリントン楽団との合同演奉による録音でこの曲はとりあげられ(その時は≪Until I Met Youあなたに逢うまで≫という題名でも知られる)、素晴しいスイング感あふれる快演を展開した。特に最後の部分のダイナミックにスイングするアンサンブルの迫力に注目したい。

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