Disney on CLASSIC 2007 まほうの夜の音楽会 コンサートレポートをご紹介致します!
威風堂々たるオープニング。高らかに、ドラマティックに、オーケストラがはじまりを告げます。
音と光りのファンタジーの世界は、素晴らしいディズニーの“まほう”へのプレリュードです。
『不思議の国のアリス』、『ジャングル・ブック』、『くまのプーさん』など、1950年代〜60年代のディズニー映画の素敵なメロディーが次々と展開されていきます。
「ハイ・ホー」と「ミッキー・マウス・マーチ」では、お客様もキャストと一緒に手拍子をしながら、笑顔いっぱいのエンディング。
(i)カラー・オブ・ザ・ウィンド(ポカホンタスより)
舞い上がる土、緑のにおい・・・会場にさわやかな風が吹きます。
辻本さんの優しいフリューゲルホルンの音色とともに、お客様の心のなかに、壮大な大地のシーンがゆっくりと描き出されます。
(ii)愛のうたごえ(バンビより)
こんなふうに愛を表現できたなら・・・ヴァイオリンを弾く青木さんの姿に胸が熱くなります。
やさしく、丁寧に、ひと音ひと音、愛をつむいでゆく。
お客様のこころに愛が灯ります。ピュアでやさしい感情を呼び覚ましてくれます。
(iii)愛の導き(ライオン・キングUより)
天まで届きそうな壮大なスケール。2人の共演に時が止まります。
そこに言葉はないけれど、まるでヴァイオリンとフリューゲルホルンが会話しているように息がぴったりの二人。キアラとコブの純粋でまだあどけない表情が浮かびます。
真紅に染まったステージ。静から動へ、動から静へ・・・
息つまる展開に一瞬たりとも気が抜けない張り詰めた緊張感、うねりを上げる迫力のオーケストレーション、不気味な鈍い光とオーケストラの音のうごめきに包まれます。
心に秘めた恋へのあこがれを森の小鳥たちに、そっと歌いかけます。
伸びやかに、つややかに。
その純真な心と歌声が王子様との運命の出会いを引き寄せます。
出会いとはいつも突然。2人はやがて近づいて・・・。
可憐に体を揺らして、自分の想いを歌うシンデレラ。
夢はきっとかなうはず・・・ララ・リー・ラ・ラン・ラ・・・。
ばら色に染まったほほ、夢見る瞳、このトビーの恋姿がとても愛らしい。
深い森で、ひとりぼっちで歌ってたはずなのに、突然重なる声。
一瞬にしてふたりの心が通い合います。
華麗なワルツにのって踊るオーロラ姫の姿は、とても煌びやか。
「変わり者・・・?おかしな娘・・・?人がなんと言おうと、わたしは気にしない。」ベルの正直で優しい心が野獣の閉ざされた心を溶かしていきます。
ベルを心から愛することで、野獣は“奇蹟の変身”を遂げます。
とびっきりのお洒落をして、コンサートホールに一歩足を踏み入れたら、そこは“まほう”の世界。Be Our Guest・・・ディズニーの素敵なメロディーに酔いしれてください。