ふと気が付くと、あのセミの声が遠のき、鈴虫の音が心地よい季節になってきました。
先日、雲取山をトレッキングした際にも、初秋の訪れを感じるシーンに出逢いました。
5:45AM、肌寒い空気と不思議な静けさに包まれて、ゆっくりと昇る朝日・・・。
霧がかったひっそりとした山道に、足音だけが微かに響きます。そこをぬけると別世界が待ち受けているよう。
心なしか茶色を帯びた感じがする木々。紅葉の季節が楽しみになります。
水墨画の世界を思わせるグラデーションが静かに広がります。
まるで空と一体になったような富士山のシルエットは幻想的。
生命力とエネルギーに満ち溢れた夏から、静寂の秋へ。
移ろう様子を“音”で感じた山行となりました。