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コンサートレポート

2011 年 7 月 8 日 「A列車で行こう」でツアーの幕開け!

いよいよ、デューク・エリントン・オーケストラの来日全国ツアーが、
7月7日(木)、東京世田谷にある昭和女子大学人見記念講堂にて開始しました。
5年ぶりの全国ホールツアーということで、久しぶりに、2時間以上に及ぶ充実のプログラムを存分に楽しんで頂けます。

初日の今日は、2時間近くの入念なリハーサルとサウンドチェックを行い、準備に余念がありません。

 

 

ステージは、まるで、ニューヨークの野外フェスティバルに来たかのような雰囲気です。
マンハッタンの摩天楼が背景にそびえ、グランドピアノの傍に、
総帥デューク・エリントンのポートレイトが優しく浮かび上がり、楽団とお客様を見守ってくれています。

では、いよいよ、プログラムの始まりです。
エリントン楽団のテーマ曲「A列車で行こう」で、ツアーの幕開けです!
 


 

15名の熱い演奏がファーストセットから全開です。

曲目は、ご覧のとおりです:
Take The “A” Train
Cotton Club Stomp
Black And Tan Fantasy
Lush Life
The Mooche
Harlem Airshaft
Isfahan
2-4-1
Eighth Veil
Solitude
Caravan

パワフルでエネルギー溢れるトランペットセクション。
プランジャー・サウンドもエリントン楽団のお得意技。
 


 

アルトサックスのマーク・グロスは、時にとてもブルージーに、時にはモダンなサウンドを、と様々な顔を見せてくれます。
 


 

セカンドセットでは、珍しい楽曲も披露されました。
少しご紹介しますと、それは「Anatomy Of A Murder」という楽曲で、映画のテーマ曲です。
邦題は、「或る殺人」で、ジェームズ・スチュアート,リー・レミック,ジョージ・C・スコット主演の法廷映画(1959,米国)。
殺人事件の弁護をする弁護士が無罪を勝ち取るが,依頼人が消えてしまう・・・;
オットー・プレミンジャー監督作、ヴェネチア映画祭男優賞(ジェームズ・スチュアート)受賞作品です。
ソウル・バスがタイトルデザインを手がけ、音楽をデューク・エリントンが担当した、とてもお洒落な映画です。

You Tube (http://www.youtube.com/watch?v=nt7keunWkt8)
 


 

セカンドセットは、ご覧のとおり:
Perdido
Oculapaca
Things Ain’t What They Used To Be
Sentimental Mood
Johnny Come Lately
Anatomy Of A Murder
Jack The Bear
Mood Indigo
Rockin’ In Rhythm

そして、アンコールでは、
It Don’t Mean A Thing If It Ain’t Got That Swing, スウィングしなけりゃ意味ないね、で締めくくりました。
客席から手拍子が広がり、会場はとても盛り上がりました。
 


 

初日公演から全力投球で、2時間半近いコンサートになりました。
これだけ、たっぷりとエリントンの名曲の数々を楽しむことができるのは、とても贅沢。
ぜひ、本場ニューヨークのビッグバンド・サウンドを肌で感じて頂ければと思います。
次は、大阪シンフォニーホールでの公演です。お楽しみに!!

投稿:harmonyjapan | カテゴリー: デューク・エリントン・オーケストラ |
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