春の陽射しが暖かくなってきました。
まだ、春風が肌寒く感じられる頃、山口へ行ってきました。
今回は、岩国方面と秋芳洞を散策してきました。
まずは、錦帯橋に到着。
5個の反り橋からなる木造橋で、日本三名橋に数えられているそうです。
ここから、岩国城が見えます。
この距離からだととても小さいですね。
ロープウェーで空中散歩を楽しむこと、3分。岩国城山頂駅に到着です。
そんなに大きなお城ではないけれど・・・。
全国のいろんな「橋」の写真や説明が展示してあり、楽器の琵琶も展示してありました。
4階の展望台からは、錦帯橋、瀬戸内海に浮かぶ島々を見渡すことができました。
見事な景色に大感動です☆
山頂駅前の広場には、からくり時計がありました。
錦帯橋の架かる錦川では夏は鵜飼が行なわれていることもあり、
時間になると≪美しき天然≫などの曲が流れます。
≪美しき天然≫を作曲した田中穂積氏は、岩国市の生まれだそうです。
時計中央部で、鵜飼の鵜匠と鮎を銜えた鵜が踊り出すしかけになっています。
観光地でからくり時計があるところが意外に多いような気がします。
時計には、それが造られた時代背景や土地柄が感じられます。
ロープウェーを下り、お次は岩国の白蛇を見物。
世界でも岩国だけに生息しており、天然記念物になっているそうです。
ここで岩国から離れて、秋吉台・秋芳洞へ向かいました。
秋吉台の地下100m、その南麓に開口する東洋屈指の大鍾乳洞です。
ゲートを抜けた瞬間に何だか神秘的な気分になります。
時間が止まったような、タイムスリップしたような、なんともいえない感覚になり、
自然の不思議さを実感しました。
秋芳洞を抜けて、展望台まで登ると秋吉台があります。
秋吉台を造っている石灰岩は、3億年も昔、海の中でサンゴ礁として生まれ、
それから約3億5千万年、ドリーネや鍾乳洞が発達した石灰岩の台地、カルスト台地となったそうです。
まだ春への準備している、枯れた草原にも、美しさがありました。
四季折々の楽しみ方を発見できるのも、旅の楽しみのひとつです。
その土地に実際に足を運び、自分の五感をフルに使って、空気を感じる。
今回も人、音楽、美味しい食べ物。自然・・・今まで自分が知らなかった世界を旅することができました。