自然豊なギリシャ、2日目は、アテネからバスに乗ること5時間半。
「メテオラ」は「中空の」という意味で、
思わず目を見はるような奇岩群の頂上に、修道院があります。
修道院ができた中世以降、修道士たちは特異な自然を見つけては
自然の中で神や自分と対面し、より神に近付こうと厳しい修行を行っていたそうです。
ビザンチン時代後期およびトルコ時代には、迫害を受けたキリスト教修道僧たちの聖域だったそうです。
15世紀から16世紀にかけて最盛期には24を数えた修道院も、
今では6つの修道院が活動を続けるのみとなりました。
今回は「メガロ・メテオロン修道院」と「ルサヌー修道院」の2つを訪れました。
「メガロ・メテオロン修道院」は、メテオラの中で一番大きな修道院です。
岩面に掘られた115段の階段を登り、たどり着くことができます。
写真の右側に階段を昇る人たちの姿が見えます。
現在博物館になっている修道院の食堂や、写本や書籍が所蔵されている図書館などもありました。
「ルサヌー修道院」は、1868年に建造され、現在は尼僧院となっています。
修道院と、それを支える奇岩群が織りなす景観はまさに幻想的でした。
首都アテネとは一味違い、過去へショートトリップしたような、そんな一日でした。