世界遺産モン・サン・ミッシェルに行きたいという母の夢を叶えるため、母と娘の二人旅です。
バス中から美しく聳え立つ中世の島が私たちを出迎えてくれました。
モン・サン・ミッシェルは、フランス北西部、ブルターニュ半島とコタンタン半島に挟まれた
湾の奥にあります。
8世紀に大天使ミカエルを祀る小さな礼拝堂が建てられてから、岩山はキリスト教の祈りの場として知られるようになりました。
海に浮かぶ修道院の美しいシルエットに胸打たれた中世の人々は、“奇蹟”を信じ、ここに惜しみない祈りを捧げました。
海のにおい、パイプオルガンの音。中世の人々はこの地で何を思ったのだろうか・・・。
そんなことを思いながら、島を出ました。
また、華の都パリにも立ち寄りました。
メインは、パリ市街の北側、モンマルトルの丘の麓、赤い風車が印象的なムーランルージュです。
世界でいちばん有名なフレンチ・カンカンで、シンボルの赤い風車がお出迎え。
ノスタルジックな雰囲気が漂う大人の世界。始まる前からドキドキです。
歌と踊り、寸劇などによって構成された舞台は、とってもフレンチ。
最後は、ムーランルージュ伝統の本場のフレンチ・カンカンがフィナーレを華やかに飾りました。まさに芸術です。
フランスに行った際には、ぜひ見て頂きたいショーです。
最後に旅の中で1番思い出に残っていることがあります。
3月3日に弊社でもコンサートを行った、ブラッド・メルドー・トリオのポスターを
フランスの西部ルーアンという街の市場で見つけたことです。
ワールドツアー中に、フランスでも公演を行っていたようで、メルドーのポスターを発見するなんて思いもよらず、嬉しくなってポスターと一緒に記念撮影までしてしまいました。
右上には、3月25日(水)20:30と書いてあります。
フランス語で、mars 3月、Mercrediは水曜日を意味します。
残念ながら、日程が合わず、聴くことはできなかったけど、自分が関わっているアーティストが、
世界中で活躍していることを知り、とても嬉しかったです。
ヨーロッパに行っていつも感じることは、どこに行っても音楽があることです。
教会では、パイプオルガンの音色が聞こえ、レストランでも、地下鉄に乗っていても、
ヴァイオリンなどの演奏が聞こえてきます。
世界には、まだまだ知られていないけど、素敵な音楽があると思います。
旅をしながら、すばらしい音楽をこれからも世に紹介していけるような仕事ができたらといいなあと思いました。