春です! 春と言えば、新学期、新学年、新入社などなど
スタートの時期ですが、個人的には毎年「種まき」と「植え替え」の時期です。
何の種かというと、それは和洋ハーブを数種類…
1年草、2年草、多年草、とそのハーブごとにサイクルがあるので
昨年枯れてしまったものは、また新たに種をまかないといけないわけです。
欠かさないようにしているのは、
バジル、青しそですが、これらは1年草なので、毎年まきます。
パセリ、ウイキョウ(フェンネル)は2年草なので、1年おきに。
セージ、ローズマリー、タイムは多年草で、一度育ってしまうと
放っておいても大丈夫。
ハーブというのは、もともとは西洋で自生していた植物なので
基本的にはどれも丈夫にできています。
(ハーブ専門家の方、間違っていたらごめんなさい…)
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
この4種のハーブでピンときた方、いらっしゃるでしょう。
そう、サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」です!
この曲の発祥は中世末期の英国と言われていますが、
今、良く知られているのはサイモン&ガーファンクルによるアレンジバージョンです。
この曲が発表されたのは1966年、当時の世相を反映して、
ベトナム戦争への反戦のメッセージが込められているようです。
原曲でもパセリ、セージ、ローズマリー、タイム と
繰り返し歌われ、発祥当時からよく使われるハーブだったことが
わかります。
(この4種には魔よけとか、おまじないの意味もあったらしいです)
今では日本でも名が知られるようになりましたが、
1960年代…パセリはともかく、
「セージ、ローズマリー、タイム とは一体何のことやら?」
だったのでは、と推測されますが、
哀愁を帯びた旋律と、透明感あふれるデュエットの美しさで、
後年まで残る大ヒットとなりました。
毎年、春が近づいてくると、この歌を思い出しながら
種まきに最適な、暖かい晴れた日を待ちわびるのです。