サッカーW杯が近づいてきました。
私はサッカーが大好きですので、この4年に一度の祭典を本当に楽しみにしています。
日本人としては4年前は悔しい想いをしましたから・・・
今年も厳しい状況がありますが、頑張って欲しいです。
先日、そのW杯に向けての準備段階として、日本代表とイングランド代表が国際親善試合を行いました。
私はイングランドのサッカー(プレミアリーグ)が大好きなので、
自分が好きなトップレベルの選手達に格下と言われている日本代表が挑戦する。
そんなシチュエーションを見るのは熱いものがありました(笑)
結果は残念でしたが内容は素晴らしかったのではないでしょうか。
W杯での日本代表が楽しみになってきました。
ところで、国の代表同士の試合では試合前に国歌を斉唱しますが、
この試合ではその国歌について面白い光景を見ました。
試合中、どこからともなくイギリスの国歌が聞こえてくるのです。
応援歌として使われ、様々な場面で一体となって合唱しているのです。
日本人が「君が代」を歌うのはスポーツの時だけだなんて話しを聞いたこともありますが、
まさか試合中に「君が代」の大合唱なんて、あるのでしょうか。
恐らく記憶に無いと思います(笑)
この現象の違いは、日本の国歌は背景として様々な議論を抱えているということもあり、
気軽に歌える歌ではないのかもしれませんが、それだけが原因ではない様な気がします。
例えばイギリスには、「第二の国歌」(法的に定められてはいない)と呼ばれる歌があって、
エルガーの威風堂々のメロディーに歌詞をつけたものですが、様々な場面で歌うそうです。
一方の日本には、子供から大人まで誰でも歌う歌というのがなかなか見当たりませんし、
複数の人と想い共有するために歌を歌うという習慣もなかなか無い様に思います。
そういった習慣があれば、国歌でなくとも日本を表す曲として様々な場面で歌われるはずではないでしょうか。
本来であればそれは自然発生するものなのですが、
誰でも知っていて、気軽に歌える日本の応援歌をあえて設定してみるのも面白いかもしれません。
歌は人の想いを現すのに、本当に大きな力を発揮してくれるはずですから。
英国第二の国歌と言われる「Land of Hope and Glory 」
エドワード・エルガー作曲「威風堂々」第一番の中間部に出てくるメロディーです。