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コンサートレポート

2010 年 7 月 1 日 子どもたちを上質な公演へご招待! ジャパンクラシックフェスティバル 2010

先日、ヤマハの銀座スタジオでジャパンクラシックフェスティバル 2010の記者発表会が行われました。
この「ジャパンクラシックフェスティバルというのは何か」と簡単にご説明しますと、
「クラシックのない人生なんて!」「きっと・・・見つかる。」をテーマに、約30の団体、ホール、
マネジメント会社、オーケストラ等の演奏団体が参加して、日本全国主要都市において、106のコンサートへ
未来のクラシックファン(6才~18才)を招待して感動体験の場として提供するというもの。

ディズニー・オン・クラシック エクゼクティブ・プロデューサーであり、
弊社の代表でもある日下部が理事を務める、社団法人日本クラシック音楽事業協会が提唱し、
社団法人日本オーケストラ連盟(全国のプロのオーケストラが加盟する連盟)が約2年がかりで構想を練り、
この2団体が母体となって「ジャパンクラシックフェスティバル2010実行委員会」が発足、
各方面の賛同と協力を得て実現したものです。

         実行委員長・日下部による趣旨説明

オーケストラ、吹奏楽、室内楽、バレエ、オペラ、バックステージツアー、
リハーサル公開等、様々なジャンルの体験ができるとあって、多くのメディアから
取材の方々がみえていました。
今までにも子ども達の招待というのは、主催者による単体での実施ありましたが、
これほどの規模(106公演)で行われるのは初めてとのこと!!

                         日本全国・106公演のラインナップ

手許のリーフレットを見てみると、どれ一つとして「子どものための」とか
「ファミリーで楽しむ」等のありがちなタイトルの公演がないことに少々驚きました。
これってかなり大人っぽい…? と思っていたところ、この記者発表会の為に、
わざわざアムステルダムから駆けつけていらしたという指揮者・飯守泰次郎氏の
スピーチによれば
「子どもっていうのは、大人が子どものために良かれと思って与えるものには
反発する。どんなに良いものでも、押しつけられると嫌になってしまう。
ところが、このフェスティバルのように、子ども扱いではなく、
大人と同等に扱ってもらって、大人が感動しているものを一緒に体験する 
という事は、その子どもにとって生涯忘れられない体験になる」
というような事を仰っていて、なるほど!と思いました。

                子ども達へのメッセージを語る              世界的なマエストロ、飯守氏のスピーチ
               ソプラノ歌手菊地美奈さん       

自分自身の事を思い返すと、きちんとしたコンサート・デビューは
中学校1年生の時、NHKホールでのNHK交響楽団の演奏会でした。
ご招待の応募葉書を出したら当選したというコンサートだったので、
自分でチケットを買って、という事ではなかったのですが…
演目と指揮者の名前は忘れてしまいましたが(笑)、演奏前のチューニング、これから演奏が始まる!
という緊張感、会場の雰囲気や初めて聴くオーケストラの生演奏と指揮者の姿に始終、
胸がざわざわしていたのを今でも思い出します。

そんな体験をまだ小さい内にできるなんて、このフェスティバルに参加出来る子どもたちは
幸せだと思うと同時に、これからでも遅くない、大人も一緒にクラシック音楽を楽しんで欲しい、
そしてこのフェスティバルを盛り上げて欲しい!と強く強く思いました。
↓ 詳しくはこちら、是非チェックしてみて下さい! 
http://www.clafes.jp/

 

            ピアニスト河村尚子さんによる演奏

                 

                   皆で力を合わせて…


クラシック音楽界を牽引する菊地さん!、飯守さん!、河村さん!
3人の素敵な笑顔が、子供達の笑顔となりますように・・・!!

投稿:harmonyjapan | カテゴリー: スタッフブログ |
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