デューク・エリントン・オーケストラの第二回公演は、ここ大阪です。
今日も、大阪はカラッと晴れました。照りつける太陽の日差しは、もう完全に夏、です。日本の一部では、今日、早くも梅雨明けをしたというニュース。
少し涼やかな公園の隣に佇む重厚な建物が、今日のコンサート会場、ザ・シンフォニーホールです。
日本一響きの美しいと云われるクラシックホールでの演奏に、メンバーは興奮気味です。
さて、いよいよ、ステージで念入りなリハーサルが行われました。
リーダーのトミー・ジェイムス氏は、ステージに立つなり、「今日は、生音でいこうね。響きが最高だ。」と笑顔。スピーカーからの音を極力無くして、楽器本来の響きや音色を存分に表現できる環境です。
さて、今日のセットリストをご紹介します:
第一部
1. Take The “A” Train
2. Cotton Club Stomp
3. Black and Tan Fantasy
4. Lush Life
5. The Mooche
6. Harlem Airshaft
7. Isfahan
8. 2-4-1
9. 8th Veil
10. Caravan
第二部
1. Things Ain’t What They Used To Be
2. In A Sentimental Mood
3. Johnny Come Lately
4. Anatomy Of A Murder
5. Jack The Bear
6. Mood Indigo
7. Diminuendo and Crescendo In Blue
Encore
Satin Doll
It Don’t Mean A Thing If It Ain’t Got That Swing
今回、特に注目なのが、第二部の最後の楽曲、「Diminuendo and Crescendo In Blue」。
1956年のニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演したエリントン楽団が、この曲を披露し、聴衆を興奮の坩堝に巻き込んだ歴史的作品です。ポール・ゴンザルヴェスの伝説のテナーサックス・ソロは、「エリントン・アット・ニューポート」に収められています。
デューク没後、この曲は現在まで日本で演奏されたことがなく、久々のお披露目となります。今回は、テナーサックス奏者、ボビー・ラヴェルが、ゴンザルヴェスのポジションを引き継いでいます。
図太くアーシーなテナーの音色と、ブルース感たっぷりのブロウを繰り返しながら、会場を盛り上げていきます。10分近くに及ぶ熱演が繰り広げられました。
終演後、ドラマーのマーティー・モレルは、「メンバーの演奏もお客様の反応も素晴らしかったね。とっても気持ちよく演奏できたよ。73年にビル・エヴァンス・トリオで来たのが最初だったけど、大阪はいつも僕のフェイバリットだね!」と、とても満足な表情。
さて最後に、ホールのロビーの様子を少々。今年の来日ツアー限定の記念グッズが並んでいます。きっと今夜の音楽とともに、コンサートの素敵な思い出になることと思います。
デューク・エリントン楽団の歴史、名言集、メンバー紹介、見どころ解説など、盛りだくさん。コンサートが10倍楽しめますよ。
クラッシーで大人なデザインのポロシャツ、Tシャツは、ちょっとした自慢のアイテム。
来日記念盤も発売しています。とても貴重な未発表音源も含まれていますよ。
優しい手触りのハンドタオルです。プレゼントに喜ばれますね。
以上、コンサートグッズのコーナー紹介でした。
さて、次は、山口県岩国市です。お楽しみに!!