お茶の花って知っていますか?
以外と知らない人が多いのではないでしょうか。
私自身も去年まで知りませんでした。
自宅マンションのリビングの窓から、農業高校の小さな茶畑が見えます。
その茶畑を眺めていると、母親がお茶の花について教えてくれました。
毎年、10月下旬から11月にかけてお茶の木にも花が咲くようです。
直径5㎝くらいのこぶりの白い花が母親は大好きだそう。
ところで、このお花、椿の花にとても良く似ていると思いませんか?
実はお茶の木はツバキ科の植物だそうです。
確かに、よく見ると葉っぱも椿の葉と少し似ている気がします。
とても可愛らしいお花ですが、お茶農家からは嫌がられるそうです。
花が咲くと、来年の新茶に備えるべき栄養が花に取られてしまうため、
茶園では花が咲かないように手入れをするそうです。
だから、今までお茶の花を見たことがないのか!と納得しました。
お茶の花に出会える確率はなかなか低いようですね。
今年もお茶の木に花が咲く時期になってきました。
皆さんも、外出先でお茶の木を見かけたら、お花が咲いているか確かめてみてはいかがでしょうか?
最後にお茶に良く合う、この時期の和菓子を紹介させていただきます。
「椿もち」川口屋さん・名古屋
あまり出会うことの出来ない、和菓子です。
色々な和菓子屋さんに足を運びましたが、椿もちを販売しているお店は少なく、
販売期間も短い貴重なお菓子です。
白いおもちの部分はとってもなめらかな羽二重もちで、そのおもちが、なめらかなこしあんを包んでいます。
「羽二重」の名のとおり、口の中でふわっと広がり、すっと消えていきます。
これは私の中で、忘れられない和菓子のひとつです。
機会があれば、召し上がってみてください。感動しますよ!
東京では、国立にある「一真庵」さんもおススメです