昼夜の寒暖の差はまだまだはげしいですが、
3月に入り少しずつ暖かい日も増え、
だんだんと東京も春めいてきた気がします。
毎年この時期になるとラジオからは「桜ソング」が聞こえてきますが、
今年はどのような新曲が発表されヒットする(している)のでしょうか?
2月17日付けのレコチョク着うた(R)デイリーランキングで、
清水翔太さんの新曲「桜」が初登場1位を記録したとか、
ミスチルなどの有名な音楽プロデューサー小林武史さんが、
大知正紘さんいう19歳のシンガーソングライターの、
「さくら」という楽曲をプロデュースしデビューしたとか、
様々な話題は聞こえてきますが、
自分の中では一生記憶に残るような「桜ソング」は、
今年はまだ出ていないような気がします。
まだまだこれからが楽しみです。
あと話は変わりますが、
3月15日より試験配信が始まった、
IPサイマルラジオの「rediko.jp」はとても画期的で面白いと思います!
インターネット上で、地上波と同時放送されています。
皆さんはご存じですか?
難しい原理はあまり解らないのですが、
首都圏の1都3県と関西の2府2県でしか聴けない
システムになっているようです。
PCからとてもクリアなラジオ放送が聞こえてきます。
詳しくは、http://radiko.jpにアクセスしてみてください。
春の陽射しが暖かくなってきました。
まだ、春風が肌寒く感じられる頃、山口へ行ってきました。
今回は、岩国方面と秋芳洞を散策してきました。
まずは、錦帯橋に到着。
5個の反り橋からなる木造橋で、日本三名橋に数えられているそうです。
ここから、岩国城が見えます。
この距離からだととても小さいですね。
ロープウェーで空中散歩を楽しむこと、3分。岩国城山頂駅に到着です。
そんなに大きなお城ではないけれど・・・。
全国のいろんな「橋」の写真や説明が展示してあり、楽器の琵琶も展示してありました。
4階の展望台からは、錦帯橋、瀬戸内海に浮かぶ島々を見渡すことができました。
見事な景色に大感動です☆
山頂駅前の広場には、からくり時計がありました。
錦帯橋の架かる錦川では夏は鵜飼が行なわれていることもあり、
時間になると≪美しき天然≫などの曲が流れます。
≪美しき天然≫を作曲した田中穂積氏は、岩国市の生まれだそうです。
時計中央部で、鵜飼の鵜匠と鮎を銜えた鵜が踊り出すしかけになっています。
観光地でからくり時計があるところが意外に多いような気がします。
時計には、それが造られた時代背景や土地柄が感じられます。
ロープウェーを下り、お次は岩国の白蛇を見物。
世界でも岩国だけに生息しており、天然記念物になっているそうです。
ここで岩国から離れて、秋吉台・秋芳洞へ向かいました。
秋吉台の地下100m、その南麓に開口する東洋屈指の大鍾乳洞です。
ゲートを抜けた瞬間に何だか神秘的な気分になります。
時間が止まったような、タイムスリップしたような、なんともいえない感覚になり、
自然の不思議さを実感しました。
秋芳洞を抜けて、展望台まで登ると秋吉台があります。
秋吉台を造っている石灰岩は、3億年も昔、海の中でサンゴ礁として生まれ、
それから約3億5千万年、ドリーネや鍾乳洞が発達した石灰岩の台地、カルスト台地となったそうです。
まだ春への準備している、枯れた草原にも、美しさがありました。
四季折々の楽しみ方を発見できるのも、旅の楽しみのひとつです。
その土地に実際に足を運び、自分の五感をフルに使って、空気を感じる。
今回も人、音楽、美味しい食べ物。自然・・・今まで自分が知らなかった世界を旅することができました。
今日は、最近私が見たり聴いたりしたことについて記しておきたいと思います。
まず最近行ったコンサートについてです。
今回はこの3つ。
★ロイ・ハーグローヴ
ブルーノート東京
2月24日 19:00
★ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド
ブルーノート東京
3月10日 19:00
★ポピュラー音楽祭 in hibiya
日比谷公会堂
3月13日 15:00
ハーグローヴとビッグ・ファット・バンドは、今の最先端のジャズ!
シャープで洗練されていて現代的でスマートなんですけど、
けれど、その中にぐいぐい前へ前へゆく熱いジャズメンのスピリット
がほとばしっていてカッコイイんですよね~
特にビッグ・ファット・バンドは、聴いているとビッグバンドというジャンルそのものを好きになります。
ポピュラー音楽祭 in hibiyaは、評論家の瀬川昌久さんが専務理事を務められている
日本音楽家協会さんが行っているものです。
瀬川先生のご本『日本ジャズの誕生』の中に、「戦前戦後にはハワイアンやラテンやジャズを一緒に演奏する
コンサートがよく日比谷公会堂で行われていた」とあります。
このコンサートはまさにそれを継承してらっしゃいます。
日本におけるジャズ文化の底力を感じました。
次は最近購入したDVDをひとつ。
★「意思の勝利」
監督 レニ・リーフェンシュタール
今年に入ってナチスドイツの宣伝映画「意思の勝利」が日本でDVD化されたのは
ちょっとしたニュースでした。
何しろこれ、現在ドイツでは法律で上映が禁止されている映画なんです。
ヒトラーの行動や仕草、演出、リーフェンシュタールの撮り方、熱狂が大きな
「舞台装置」といった感じ。
これはコンサート?と錯覚することもありました。
ほんの数十年間前にこんなことをやっていただなんて本当に恐ろしいです。
この中で、当時の空軍最新の巨大サーチライトを上空に向けて光の柱のように見せる、
ってことをやっていますけど、
これってはまさに今でもロック/ポップスのコンサートで使われ続けている演出なんですよね。
実は最初にナチスがやっていたのです。
ほかにも注目すべき手法は色々出てきます。
ナチスはそれほど「見せ方」がうまかったのです。
この映画のみならず、もちろん音楽もナチスのプロパガンダの材料になっています。
ワーグナーの音楽を巧みに利用したり、指揮者のカラヤンはナチスに協力したと
言われていますね。
(映画「愛と哀しみのボレロ」に登場する指揮者のモデルはカラヤンだと思われます)。
こういう、権力と結びつく(音楽を含めた)芸術文化の歴史について学ぶ時間が
あればいいのになぁ、と最近考えています。
最後は本です。
★「熱狂の仕掛け人」 湯川れい子著
音楽業界の裏方の先駆者をインタビューを交えて紹介しています。
登場するのはこんな方々。
「ビートルズを日本に呼んだ」永島達司
「ナベプロの女帝」渡邊美佐
「ミュージック・ライフ創始者」草野昌一
「ホリプロを作った」堀威夫
「最後の“呼び屋”」横山東洋夫
「スター・ウォーズのヨーダのモデル!?エイベックス元社長」依田巽
このラインアップを見るだけでもおもしろそうですよね!?
彼らの人生が日本の音楽業界の変遷そのものと言ってよいのではないでしょうか。
色々な試行錯誤の中で大成功したり大失敗したり、こういう先人の方々がいたからこそ
今のこの世の中があるのだなぁとしみじみ思われます。
ビートルズの武道館公演が実現するまでの経緯、レッド・ツェッペリンのメンバー
の破天荒なエピソード、などなど裏話満載です。
とっても勉強になりました。
「現在のミュージカル界を代表する二人の俳優がコンサートをする!」
というコンセプトに惹かれ、先日、「加賀丈史・市村正親」それぞれのコンサートのチケットを購入!
以前より、ミュージカルは好きなジャンルの一つであり、
代表される劇団四季をはじめ、他公演にも足を運んでました。
その中でも、今回出演する加賀丈史さんや市村正親さんは好きな俳優で、
また、ここ数年で赤丸急上昇中の笹本玲奈さん、田代万里生さんがゲスト出演するとのことで、
どんな形のコンサートになるのか、期待に胸を膨らませ、足を運びました。
本来、ミュージカルは、“お芝居”や“歌”や“踊”りなどが融合し、
ストーリーを楽しむものですが、今回はコンサートの為、音楽をフィーチャーする形式。
とは言え、有名なナンバーを盛りだくさんというわけではなく、
加賀丈史さんの語りをメインに、語りの中で出てくるミュージカルナンバーを
色々なゲストと共に披露する、という構成でした。
実力派の加賀丈史さん、個性派の市村正親さんの二人のデュエットもさることながら、
笹本玲奈さんのストレートな歌声、田代万里生さんのハイトーンはとても心地よく、
また舞台も、照明あり、映像あり、生演奏ありと
見て楽しい、聴いて楽しい、非常に良いコンサートでした。
記念にパンフレットを購入したら、リハーサルの様子などの映像が入ったDVDが特典で付いてきました。