夏休みに青春18切符を使って4泊5日の旅行をしました。
この青春18切符とは“5日間JRの普通列車と快速列車が乗り放題”のお得な切符です。
行き先は、広島・宮島、島根・出雲大社、奈良の室生寺と薬師寺にしました。
実は神社仏閣を見て回るのが大好きなんです。
こんな長い距離を普通列車と快速列車(と一部私鉄とバス)だけでちゃんと観光もしながら
5日間で巡れるのか?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それが意外にできてしまうんです。
一日目で品川駅6時27分発からスタートして東海道本線をずっと西へ行くと夜の10時には広島に着きます。
新幹線や飛行機を使えばもっともっと早く着けるのを考えれば途方もない時間ですけどね。
しかし、景色を眺めながらひたすら頭をからっぽにする、
それが楽しめる人には本当におもしろい旅です。
二日目はさっそく宮島へ。
あちこちでかわいらしい鹿が歩いています。
お昼は名物のあなごめし。
その後は広島駅まで戻り山陰へ登り松江まで向かいます。
山陽から山陰へ上るこの路線がこの旅で一番のんびりした路線で一番長かったです。
とにかくのんびりなスピードで待ち時間が非常に長い。
それに、電車は一両だけだし、いつの間にか乗客はわたしひとりになってしまうし・・・
一車両の電車に乗客が一人きりだなんて、毎日東京の朝のラッシュの電車でぎゅうぎゅう詰めになっている私にはちょっと考えられないです。
誰もいない車内を思わず写真におさめてしまいました。
その時の一両電車とその車内です。
ほら誰もいないですよね?
夜が深くなるにつれだんだん一人で電車に乗っているのが怖くなってきてしまって、
幽霊が乗ってきたらどうしよう?振り向いた運転手がのっぺらぼうだったらどうしよう?とか。
ビビリな私は想像力をフル回転させて恐怖に震えてしまいました。
しかし、都会の光の洪水の中で且つ狭い人口密度の中で生活してる私にはたまにはいい薬
だったのかもしれません。
自然に対する畏敬の念は忘れてはいけないと思います。
3日目は出雲大社です。
ここはどんなに観光客で賑わっていても、厳しい空気が張り詰めていて
仏教以前の神話の世界が今でも息づいている場所です。
近くの出雲阿国のお墓にも行き出雲そばを食べました。
その夜は姫路まででストップです。
4日目はいよいよ大好きな奈良の室生寺です。
土門拳の写真を見て行きたいと思って以来訪れるのは3度目になります。
ここの仏像が素敵なんです。
ここは出雲大社とは対照的で、お寺なんですけど人を受け入れる大らかさが感じられてホッとする場所でもあります。
近くにある龍穴神社にも足を延ばしました。
昔から龍は雨と関連付けて考えられていて、雨乞いの神様を奉っているそうです。
帰りのバスを待っているとあんなに晴れていたのに突然激しい雨が降ってきました。
雨乞いの神様が歓迎してくれたのかもしれません。
そして薬師寺は、単なるお寺を通り越して建築の知識があればもっと楽しめたんだろうに
とも思うくらい建築物としても芸術的な建物でした。
年齢を重ねてからまた訪れたいです。
最後の夜はちょっと贅沢に、名古屋駅に入っているマリオットアソシアホテルに
泊まることにしました。
一人でゆったりダブルベッドです。
家具はピカピカでテレビも大きなREGZA。
部屋からもバスタブからもキレイな夜景が見えてラグジュアリーなひと時でした。
感動的なのはこの洗面台。
自分の家の洗面台がこんなだったら毎日おしゃれをがんばれそうなんだけどな。
「そんなお金があるなら宿泊なんかしないで新幹線で東京に帰ったら?」なんて
言わないで下さいね。
いいんです。こんなお金の使い方もいかにも旅って感じで「アリ」なのです。
しかし惜しむべくはその日の私の格好です。
ヨレヨレのカーゴパンツにナイキのランニングシューズにリュックサックという
典型的な“バックパッカーファッション”で、しかも手にはコンビニのレジ袋を
ぶらぶら下げてるといった具合だったんですから。
そんな格好のお客さんは私くらいしかいませんでした。
エレベーターの中で、最上階のバーに向かう着飾った名古屋の紳士淑女たちと一
緒になった時はさすがにちょっと恥ずかしかったです。
次は一体どこへ行くのかわかりませんが、定期的に旅行に行きたいです。
私にとって、夏と言えば、お祭り、花火・・・。
夏の締めくくりに西武遊園地の花火大会へ出かけました。
毎週末、自宅から西武遊園地の花火を眺めていましたが、やっぱり間近で見る花火は迫力が違います。
この花火大会、昭和33年から続けられているそうです。
毎週末開催されるだけで、とっても贅沢な花火大会のような気がします。
真夏の夜空に大きな花を咲かせる花火。
パーンと音がした後、ひと呼吸おいてから小さな花がたくさん開いたり、ヤシの葉のような太く長い光跡を見せる花火。
花火が開く度に「わあ~」「きれい」「すご~い」と歓声が聞こえます。
キラキラと消えていく様子にも感動です。
最後には、会場にいらした方々の拍手が響きました。
夜空に、大きな 花火は迫力満点!
花火も日本の伝統、芸術ですね。
美しい花火に酔いしれました。
群馬県の北西部に位置する中之条に、沢渡温泉(サワタリオンセン)という小さな温泉街がある。
小さい頃から温泉が大好きで、年に数回通っていたが、最近は、2~3ヶ月に1回通うほどの温泉好きになった。
この沢渡温泉を知ったきっかけは、一冊の本。
「日本の秘湯」ガイドブック 。全国に185の宿が秘湯の宿として紹介されている。
群馬の草津温泉には、毎年足を運んでいるが、沢渡温泉は、草津の仕上げ湯といわれている温泉。
実家から車で2時間ということもあり、足を運んだのが、まるほん旅館。
木造りの廊下をギシギシと渡ると大浴場があり、床も壁も天井もすべてヒノキ材。
木のぬくもりと温泉の効能が一体となって、体を癒してくれる。
ガイドブックの中から10軒泊まり、集めたスタンプが10個になると、
スタンプ帳に捺印した中から思い出の宿に1泊無料招待してもらえるという楽しみもある。
沢渡温泉の町は、観光地となっている温泉地と違って、
遊ぶところはないに等しく、湯に入るか、散歩するか、日常生活とは違って、時間がゆっくりと過ぎる。
自然の大地の恵みを、体で感じることができる温泉に感謝しながら、
のんびりとした時間を過ごすのが私のこだわりの一つだ。
先日、東京国際フォーラム(ホールA)にミュージカル「イン・ザ・ハイツ」を見に行ってきました。
私は今までミュージカルを見ることはほとんど無かったのですが、
素晴らしい作品を拝見させて頂くことが出来ました!
このミュージカルは、ラテン系ブロードウェー・ミュージカルとして
ニューヨークに住むラテン系移民をルーツに持つ人たちの生活を描いたもの。
サントラCDが、09年グラミー賞を獲得しています。
画期的なのは、ミュージカルにラップを導入しているということ。
さらにHIP-HOP、R&B調の曲が数多く出てきます。
観る前は想像もつかなかったですが、
実際に観た感想は、ともかくクールでメリハリがあって感動です!
HIP-HOPやR&Bは普段から良く聴く音楽の一つですが、
このジャンルの腹に響くリズムが無理の無い形で取り入れられていて、
あまりにも自然に舞台にマッチしているので本当に感動しました。
歌もダンスも素晴らしく格好良かったです!
ストーリーに関しては、ラテン系移民のバッググラウンドを色濃く示しているため、
私自身ある程度バッググラウンドを理解しているつもりですが、
もし間接的にでも彼らの社会に触れたことがあればさらに感動が増したであろうと思います。
それにしても、このミュージカルをきっかけに今後も
HIP-HOP、R&Bを取り入れたミュージカルが増えていけば、
ミュージカルの魅力が変わっていくかもしれませんね。
貴重な体験をしたミュージカルでした!
酷暑、残暑が続いておりますが・・・気分はすっかり秋!
秋物のファッションにも心躍らせ、暑くてまだ着られない新品の服を眺める日々でございます。
さて、一足早く芸術の秋を感じるべく、舞台を観てまいりました。
<音楽劇>ガラスの仮面
かの有名な少女漫画が、舞台にまで飛び出してきました!
小さなころは、この漫画の瞳の中のキラキラな星に、本当にうっとり見入っていたものです。
音楽や舞台、ライブなど、生の人間が奏でるものを見ると、
いつも心にグッと衝撃を受けます。
今回も然り・・・
オープニングから2分ぐらいで、涙がつーっと流れてしまいました。
まだ感動のシーンとか、そういう場面ではなかったのですが、
人間のエネルギーに圧倒されてしまったのです!これは最高潮の幸せ気分!
こちらの舞台では、「バリアフリー鑑賞DAY」が設けられておりました。
聴覚に障害がある方でも、舞台の進行に合わせて台詞が表示される字幕機を利用し、
手元で字幕を見ながら観劇できるというもの。
以前、ライブMCでの「要約筆記」という、話している言葉が画面に表示される
バリアフリーについて触れたことがありましたが、
このように少しでも多くの人が、同じ時間で同じ楽しみを共有できることは
大変素晴らしく、理想的だと感じます。
いよいよDisney on CLASSICのスタートも近づいてまいりました。
皆さまの心にグッと、きっと何かを感じて頂ける公演です。どうぞお楽しみに!
そろそろ夏も終わりが近づいてきました。
8/19は神宮外苑の花火大会でした。
ハーモニージャパンは神宮前に会社がありますので
神宮外苑の花火は会社の窓から観る事ができます。
日本の夏と言えば、花火ですね。
私が子供だった頃から比べると、花火は年々進化しているように思います。
鮮やかなピンクやブルーの新色が出たり、ハートやスマイルマーク、トンボ
などの形をした花火が夜空を舞うようになりました。
天候にも恵まれ、この日は12,000発の花火が上がりました。
日本の花火技術は世界的にも非常に優れているそうで、色とりどりで、
どこから見てもまんまるの球状に見える花火は日本独特のものだそうです。
これも花火師達の長年の努力と工夫を重ねた結果なんですね。
また、花火作りには設計図もなく、試し打ちもほとんど行わないそうです!
最終的には職人の経験と勘がものをいう、まさに「職人芸」の仕事!!
この日も打ち上げられる花火、一発一発を観ているとやはり日本人の技術の
素晴らしさを実感しました!
色彩、形、星の散り方・・・年々進歩を続け、世界に誇れる日本の文化。
日本人に生まれて良かった、と思う瞬間です。
余談ですが、学生の頃、アメリカで独立記念日に打ち上げられる花火を観たことがあります。
やはり各国の国柄が出るのでしょうか、アメリカの花火はとても華やかで派手でした!
最後に夏の和菓子を紹介したいと思います。
ここにも職人の技がキラリ。
今年も自分の中で毎年恒例となっている『フジロック』に、先月末行ってきました。
会場は新潟県の苗場。これぞ大自然というシチュエーションの中で、3日間を過ごしました。
会場までは東京からだと車で約3時間。
参加アーティストの音楽を軽く予習していれば、あっという間に到着です。
なぜ全国で沢山の夏フェスが開催されている中で『フジロック』なのか?
もちろん参加アーティストに興味があることは重要ですが、
おそらく誰が出ようが行ってしまうのが、自分の中の『フジロック』なのかもしれません。
それは、毎日の都会の忙しい生活を少し忘れることができ、
それぞれが好きなスタイルで「音楽」を楽しみ、そこに知らないアーティスト(音楽)との出会いもある。
もちろん野外ライブなので、天気は良いにこしたことはないですが、
山の天気は非常に変わりやすく(今年は3日間とも一時的ですがどしゃぶりの雨が必ず降りました。。。)、
そのような自然の状況を年々理解し、万全の対策の中で1日を過ごす。
このような自分のちょっとした成長も少し満足だったりします。
そこには、どのアーティストが良かったとかはある意味関係なくなってきているような気もしますが、
さすがにそれはヤバいですね。。。
さてこのあたりで、今年の自分の中のベストパフォーマンスを一つ紹介すると、
JJ Grey & Mofro(JJグレイ・アンド・モフロ)、ものすごく盛り上がりました。
非常にかっこよかったです!
ソウル、ファンク、ブルースなどの、アメリカ伝統的なサウンドがベースにあり、
そこにジャムバンド的な自由なノリの良さがありました。
お客さんの人数はちょっと少なかったけど、
絶対に自分のような人間はいる!と自信を持って言えます。
あと、20分並んで40分待ってやっと食べれたのが、”さくらぐみ”の釜焼きピザ。
実はあまり知らなかったのですが、フジロックでは御馴染みの人気出店のようです。
確かに屋台スタイルでは考えられないクオリティーの美味しいピザを食べることができました。
全国では様々なスタイルでの夏フェスが開催中ですが、
まだ行かれたことのない方はぜひ!
終わったばかりですが、すでに来年のフジを想像する日がスタートです。