10月8日に開始したディズニー・オン・クラシック。
調布プルミエ公演から、10公演が終了しました。
海外キャストが来日してから約1ヶ月が経ち、
いろいろなカルチャーショックを受けながら、
日本文化に溶け込んでいく様子はとても興味深いものがあります。
ツアー5公演目の札幌で、新たな食との出会いがありました。
もう恒例行事化している札幌のジンギスカン・ディナー。
皆が楽しみにしていたジンギスカンを目の前にして、一斉に写真を撮るメンバーたち!
ラム肉をこのように食べるのは皆初めて。
コンサートの翌朝、Kitaraのある中島公園をブラッドさん&トニーさんと散歩。
静かな菖蒲池と紅葉がとてもマッチしていて素敵です。
散歩の途中に、面白いレストランを見つけました。
北海道でとれたカボチャをテーマにしたメニューが揃っています。
パンプキン・パイとパンプキン・アイスクリームを朝食に。
「札幌では、毎回、何か新たな発見があるね!」と大喜び。
日本人の我々には何気ないようなことが、彼らには、特別な日本の思い出となって、いつまでも心に残るようです。
うだるような暑さもだんだんと成りをひそめ、やっと少しづつ涼しくなってきました。
秋といえば「芸術の秋」です。
コンサートと美術館に行ってまいりました。
★ブラッド・メルドー ビルボードライブ東京
鬼才ピアニストが今回はソロでの登場です。
今年リリースされたアルバム「ハイウェイ・ライダー」からと
ジャズ・スタンダードやお得意のロック/ポップスのカバー曲など
じっくり聴かせてもらいました。
自社公演だとなかなかゆっくり席に座って聴くこともできません。
今日は六本木のお洒落な空間でゆっくり堪能することができました。
前半の曲は、音数が少なくて、ポーンと鍵盤をたたいてから静かにじわじわ場内
に音が行き渡ってゆくのがなんとも贅沢。
強靭な左腕も健在でした。
ラフなTシャツ姿のメルドーも素敵です。
★カポディモンテ美術館展 上野・国立西洋美術館
久しぶりに上野へ行ってきました。
ナポリで16世紀に権勢をふるったファルネーゼ家が収集したルネサンスから
バロックまでの作品を紹介ししています。
落ち着いた色彩は秋の季節にぴったりです。
写真は買い求めたポストカードです。
もう10月も後半に入り、秋の風が肌に心地良いですね。
さて、実は私は四季の中で秋が一番好きです。
これは私の感覚ですが、夏や冬は好き嫌いと言い切るのは難しいくらい期間が長い季節でして。
その季節を迎えた頃は喜んでいるのですが、最後の方は早く終わって欲しいと思っています(笑)
逆に春や秋はすごくスマートで期間も短いので、その分季節として強く感じる様です。
普通逆かもしれないですが。
そして春と秋、どちらかと言えば私は秋の方が良い様です。
例えば桜と紅葉であれば、紅葉の方が好きです。
どちらも儚いものですが、桜はその次に新緑が来ますので誕生のイメージ。
一方紅葉の次に来るのは枯れた木々、その上に積もる雪などですから、やはり紅葉の方が終わりのイメージがあります。
何故か私は、終わりの前の最後の美しさの様なものが好きでして(笑)
例えば朝日と夕日でも夕日の方が好きなのです。
しかし秋が好きな本当の理由は他にあります。
学生の頃から、秋から年末にかけては1年の中でも重要な季節になることが多かったからです。
聖歌隊の活動をしていた学生の頃、学園祭が始まる頃からクリスマスが終わるまではともかくイベントが目白押しで忙しい時期でした。
同時に充実した時間を過ごすことが出来る時期でもありました。
そしてハーモニージャパンのスタッフである現在でも、この時期はディズニー・オン・クラシックという大きな仕事を担っており、私にとってはやはり1年の中でも充実した時期に入るのです。
しかもクリスマスを過ぎると年末年始に入りますから、本当に1年の最後のピークという感覚です。
ディズニー・オン・クラシックだけでなく、この時期は芸術の秋と言われる様に素晴らしい音楽が街中にあふれています。
音楽と常に関わっていきたいと考えている私にとっては、これからもこの季節がきっと重要な季節であり続けると思います。
今年も秋と共にディズニー・オン・クラシックを迎え、ご来場の皆様と共に素晴らしい時間を過ごせる様、頑張って参ります。
夏の強い日差しもだんだんと柔らかくなり、秋の気配が近づいてきました。
毎年この時期になると、田舎のおばあちゃんから栗が送られてきます。
今年も沢山の栗が届きました!
栗といえば、信州・小布施が知られています。
小布施の町では、美味しい栗おこわや栗のお菓子がいただけます。
私が小布施という地名を知るきっかけになったのは、母親がすすめた一冊の本からでした。
この本は、長野県小布施町をいかにして活気付けたかという町おこしの物語なのですが、
なんとその町おこしの主人公は、ひとりのブロンドヘアーのアメリカ人女性なんです!
彼女の名前は“セーラ・マリ・カミングス”といい、好奇心旺盛でとても行動力があり、強い信念を持った女性です。
“古き良き日本”を、守りたい、残したい!という彼女のまっすぐな思いに私はとても感動しました。
彼女の略歴はこんな感じです。
profile:
1991-92年 関西外国語大学交換留学生として日本に留学
1993年06月 ペンシルベニア州立大学卒業 長野オリンピックに憧れ、再来日
1994年06月 栗菓子の老舗、(株)小布施堂に入社。経営情報室を立ち上げる
1996年01月 欧米人としては初の利酒師の認定を受ける
1998年02月 長野冬季五輪の英国選手団アシスタント・オリンピック・アタッシュに任命され、ホスピタリティープログラムを企画・運営
1998年10月 廃業寸前の造り酒屋を改築し、桝一「蔵部」レストランを開く。
同年、小布施堂、桝一市村酒造場の取締役就任。
2001年08月 「小布施ッション」(Obusession) 文化サロンをスタート。(毎月ゾロ目の日に合わせて行う)
2001年12月 日経ウーマン誌が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002」大賞受賞
2003年07月 海の日に「小布施見にマラソン」(Obuse mini Marathon) 企画・運営。「海のない小布施に、波をつくる」
2004年04月 (株)文化事業部設立 代表取締役就任
こうした彼女の活動が評価され、2002年に『日経ウーマン』が主催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002大賞」を受賞しています。
どれも時間がない、人手が足りない、そんな依頼は受けてもらえない、といった周囲の既成概念を打ち砕き、成功に導いていった彼女のバイタリティと信念にはとても驚かされました!
アメリカからやってきたブロンドガールの主張を周囲の人々が受け入れてゆくことはなかなか容易なことではなかったのだろうと思いますが、
彼女は絶対に自分の信念を曲げることなく、日本人が捨て去ろうとしていた貴重な日本文化を取り戻そうと奔走し、
彼女独自の審美眼で日本人が今まで気づかなかった日本の歴史と美に新しい息を吹き込み、小布施の町に活気を与えていきます。
小布施の町を訪れると、活気溢れる古き良き日本文化を感じることできます。
北斎館をはじめとする美術館、栗の小径(くりのこみち)、伝統ある酒造場、酒蔵の一部を改装して作った和食レストラン『蔵部』・・・
この秋は旬の味覚を味わいながら貴重な日本文化を感じることができる、長野県小布施町を訪れてみてはいかがでしょうか?
さて、すっかり秋めいてまいりまして、1年のなかで1番ファッションを楽しめる気候になってまいりました。
重ね着などなど・・・秋の楽しみは多いものです。
気候が良いとお出掛けの機会もグッと増え、毎日のファッションコーディネートにワクワクしてしまいます。
毎年、お客様より、「ディズニー・オン・クラシックには、何を着て行けば良いのでしょうか?!」
という質問を頂くことがございます。
“クラシック”というと敷居が高く、静かにしっとりと聴くもので、
服装も正装でなくてはならないのでは・・・?というイメージがあるのだと思います。
しかしディズニー・オン・クラシックの公演は、シンガーも、オーケストラも歌い踊りだし、
お客さまも一緒に手拍子をしたりと、最高の笑顔で楽しめる空間となるのです!
そんなコンサートを楽しむには・・・
ご自身が一番気持ち良く楽しめる服装が一番ですね!
且つ、ちょっとオシャレをすると気分も上がり、より特別な日を過ごすことが出来ると思います。
デニムの方もいらっしゃいますし、可愛らしいドレスをお召しになった小さなレディも見かけます。
“お出掛けFasion、秋冬Version ~コンサート鑑賞編 ”で、私のお気に入りは・・・
■ワンピース
ずっと座りっぱなしでも、体が楽ちんです!且つ、エレガントな印象に!
■パンプスやブーツは・・・何を合わせるか迷いますね!
■そしてネイルもピカピカに!
ステージからはそこまでは見えない!と分かっていても、こだわりのひとつです。
特別なオシャレをして、コンサート後はディナーに出掛けるのも素敵ですね!
ちなみにサントリーホール公演では、オーケストラもいつも以上にエレガントな衣装で、
女性は特に色鮮やかで素敵なドレスを着て演奏しています。
そんなオシャレも、コンサートとともに是非お楽しみくださいませ。
その他、ディズニー・オン・クラシック公演に関する質問をまとめておりますので、
どうぞこちらよりご覧下さい。
FAQ:http://www.harmonyjapan.com/doc2010/faq
皆さまにとって、コンサート会場がより最高の空間となりますように!
ふと気が付くと、あのセミの声が遠のき、鈴虫の音が心地よい季節になってきました。
先日、雲取山をトレッキングした際にも、初秋の訪れを感じるシーンに出逢いました。
5:45AM、肌寒い空気と不思議な静けさに包まれて、ゆっくりと昇る朝日・・・。
霧がかったひっそりとした山道に、足音だけが微かに響きます。そこをぬけると別世界が待ち受けているよう。
心なしか茶色を帯びた感じがする木々。紅葉の季節が楽しみになります。
水墨画の世界を思わせるグラデーションが静かに広がります。
まるで空と一体になったような富士山のシルエットは幻想的。
生命力とエネルギーに満ち溢れた夏から、静寂の秋へ。
移ろう様子を“音”で感じた山行となりました。