今年も自分の中で毎年恒例となっている『フジロック』に、先月末行ってきました。
会場は新潟県の苗場。これぞ大自然というシチュエーションの中で、3日間を過ごしました。
会場までは東京からだと車で約3時間。
参加アーティストの音楽を軽く予習していれば、あっという間に到着です。
なぜ全国で沢山の夏フェスが開催されている中で『フジロック』なのか?
もちろん参加アーティストに興味があることは重要ですが、
おそらく誰が出ようが行ってしまうのが、自分の中の『フジロック』なのかもしれません。
それは、毎日の都会の忙しい生活を少し忘れることができ、
それぞれが好きなスタイルで「音楽」を楽しみ、そこに知らないアーティスト(音楽)との出会いもある。
もちろん野外ライブなので、天気は良いにこしたことはないですが、
山の天気は非常に変わりやすく(今年は3日間とも一時的ですがどしゃぶりの雨が必ず降りました。。。)、
そのような自然の状況を年々理解し、万全の対策の中で1日を過ごす。
このような自分のちょっとした成長も少し満足だったりします。
そこには、どのアーティストが良かったとかはある意味関係なくなってきているような気もしますが、
さすがにそれはヤバいですね。。。
さてこのあたりで、今年の自分の中のベストパフォーマンスを一つ紹介すると、
JJ Grey & Mofro(JJグレイ・アンド・モフロ)、ものすごく盛り上がりました。
非常にかっこよかったです!
ソウル、ファンク、ブルースなどの、アメリカ伝統的なサウンドがベースにあり、
そこにジャムバンド的な自由なノリの良さがありました。
お客さんの人数はちょっと少なかったけど、
絶対に自分のような人間はいる!と自信を持って言えます。
あと、20分並んで40分待ってやっと食べれたのが、”さくらぐみ”の釜焼きピザ。
実はあまり知らなかったのですが、フジロックでは御馴染みの人気出店のようです。
確かに屋台スタイルでは考えられないクオリティーの美味しいピザを食べることができました。
全国では様々なスタイルでの夏フェスが開催中ですが、
まだ行かれたことのない方はぜひ!
終わったばかりですが、すでに来年のフジを想像する日がスタートです。
夏といえば、お祭り、ですね。
暑いときこそ、元気いっぱい踊って騒いで、熱くなる!
そんなスピリットが約400年間以上にわたって受け継がれてきた踊りの一つが、“阿波踊り。”
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」
毎年楽しみに見に行く阿波踊りですが、今年は、面白い場面に遭遇しました。
ブラジルのサンバを踊るチームと阿波踊りの連が、同じお祭りで、踊っているのです。
日本でしか見ることのできない貴重な光景だと思います。
一方は、笛、大太鼓、鉦といった日本の古典的な鳴り物で、もう一方は、アゴゴ、タンボリン、ショカーリョといったブラジル楽器。
すると、サンバのチームが踊りながらすれ違う瞬間、阿波踊りの太鼓のメンバーが、サンバのスルトのリズムに合わせて、ビートをたたき始めました。
サンバも阿波踊りも、祭りを楽しむスピリットは変わらないもの。国境を越えて、地球の裏側で生まれたリズムとリズムが一つになった瞬間でした。
今週末も、東京高円寺で阿波踊りのお祭りが開催されますよ。
おまけ情報:
東京の新橋に、いつでも阿波踊りが楽しむことのできる阿波郷土料理店「踊る阿呆に、食う阿呆 阿波おどり」があります。
食事の途中に「阿波踊りタイム」があり、全員で踊りだす、元気なお店です。
先日、競馬場へ行ってきました!
広々としたレースコースに、青々と涼しげな芝生、
スタンドを吹き抜ける風の気持ちのいいこと!
午前中からビールで乾杯、仲間内でワイワイと
馬券を検討するグループや、競馬好きのお父さんに連れられて、
ピクニック気分でお弁当を広げるファミリー…
賭け事をする場所というより、お祭り会場か公園のように
みんなで楽しんでいるような感じがしました。
さて、そんな競馬場で聴ける音楽があるんです。
ひとつは、馬たちがコースに出て行くときにかかるマーチです。
馬券の検討に集中していると気が付きませんが
ちょっと一息という時に、ふと聞こえてきたりして、
「あぁ、競馬場に来たんだなぁ」と実感。
もうひとつは日本ダービーや天皇賞など、
大きなレースの中継をご覧になった方は御存知でしょう、
レース開始前のファンファーレです。
実はこのファンファーレ、レースのグレードと開催地によって違い、
全部で20種類もあるんだとか!
このファンファーレとマーチを収録したCDのブックレットによれば、
東京/中山競馬場のファンファーレとマーチの作曲者は
『ドラゴンクエスト』のすぎやまこういち氏、
京都/阪神競馬場のファンファーレは『宇宙戦艦ヤマト』の宮川泰氏です!
他にも服部克久氏や三枝成彰氏など、大御所が名を連ねていて
「これはトリビアだ!ネタに使えるかも!」と思った次第…
今は夏本番、2歳になった馬が続々とデビューしています。
無事に走り続けて、強くなれよと祈りつつ、
軽快なマーチにのって、本場場へ駆け出して行く新馬たちを
見送ったのでした。
こだわり
というテーマを社内で掲げ、日記を書くに至ります
改めてこだわりとは何かを考えてみました。
一歩間違えると、単に好き嫌いの問題の気もしますし。
わがままなだけの気もしますし。
でもそれって紙一重なのかもしれないですね。
ということでひとまず自分のこだわりをなんとなく列挙してみました。
・コンビニで買うパックの紅茶はリプトン(ピーチ)だけどペットボトルは午後ティー(レモン)
・海外旅行でイギリスに行くときの飛行機はVirgin
・ケーキを割り箸で食べない (割り箸しか無い時はよっぽど食べたい時以外は食べません)
・バロック音楽を聴く時は古楽器での演奏
・聖歌隊聴く時は教会で
・埼玉県民なのでずっと浦和レッズファン
・下向いて歩かない
・歩いてる時こけない
・なるべく目を見て話す
・夢を忘れない
・神仏は基本キリスト教
イギリスへはVirgin Atlanticで 聖歌隊は教会で聴きましょう
いろんなものが混ざってます。
完璧に出来ていないこともありますが(笑)
それぞれの理由は割愛させてください。
こうやって自分のこだわりを見直してみると。
これはやっぱり自分がいた環境の影響が大きいのだなと思います。
いきなり自分が持っていたこだわりではなく、新しい発見の中で出来上がったものです。
ですからもちろん、これからも自分が身を置く環境でこだわりは増えていくことでしょう。
音楽へのこだわりもやはりいくつかありますが、それも同じことだと思います。
私が好きでこだわり続ける音楽が、他の音楽に比べて普遍的により良いものだとは思っていません。
最初から私の中で存在していたわけでもありません。
たまたま私に提供された音楽が、私にとって良いものとなり、こだわりとなっていったのです。
つまり環境ですね。
私はいま音楽を提供する側の立場としてお仕事をさせて貰っていますが、これは音楽的な環境を作り上げることでもあると思います。
お客様の中に既にあるこだわりに合わせて音楽を提供するだけではなく、新しい発見を提供する場でもあり、それが本来の使命ではないかと。
私のこだわりの理由を見つめてみて、その様に改めて思います。
そしてそれもまた一つの私のこだわりとしなくてはいけないです。
先日、「トイ・ストーリー3」を映画館に観に行ってきました。
CGアニメーション映画“トイ・ストーリー”とはそのタイトル通り、
“おもちゃのお話”です。
主人公アンディが持っているおもちゃ達が喋ったり動いたりして、
おもちゃ一つひとつに心があるというものです。
リアルタイムでもアニメの中でも前作からすでに10年経っています。
私が前作を観たのは確か高校生の頃でしたが、主人公のアンディも17歳に
なっており大学に進学するところ。
すでにおもちゃと遊ぶことからは卒業している、というのがストーリー冒頭です。
毎回この作品を観るたびに考えさせられる事は、
もちろん、おもちゃに心があったなら・・・という事です。
私が幼かった頃に遊んでいたTOY達は、今やどこへ・・・?
大きくなるにつれ自然と手元から離れて行ったおもちゃ達ですが、
私の幼少時代を振り返ると決しておもちゃ達を大切に
扱ってはいなかったように思います。
トイ・ストーリーを観るたびその頃遊んでいたおもちゃ達に
申し訳ない気持ちでいっぱいになりますが、
この映画の素晴らしさはそこにあるのではと思います。
この映画に出てくる個性的で愛らしいキャラクターの
おもちゃ達を観ていると全ての物に、もしかしたら心があるのでは??
と感じてしまい、ひとつひとつの物を大切にしなければ・・・
と、一瞬思ったりします。
私も幼い頃にこの映画と出会っていたら、もう少しおもちゃや
物を大切にする心が養えたかもしれない・・・と思います。
大人が観ても十分笑って楽しめる映画ですが、是非、今おもちゃで遊んでいる
世代の子供達に観て欲しいアニメだなと思います。
今回も期待を裏切らず、笑って泣ける素敵な内容の映画でした。
そして新作「トイ・ストーリー3」ですが、記念すべき3作目は今流行の3D仕様
ということなので、もちろん、3Dで観ることにしました!
3D映画を観るのはあの“アバター”以来です。
それにしても最近の映像技術の進歩は凄まじいですね。
2009年は「3D映画元年」なんて言われているそうです。
今年も次々と3D映画が公開されていますが、映画館のスクリーンだけではなく、
家庭のテレビでも3Dが楽しめる時代になりました。
テレビと言えば、シャープのアクオス クアトロン。
業界初の4原色!
CMで使用しているキャッチをそのまま言うと、
「テレビは50年間、3原色でした。」
光の3原色はR(red),G(green),B(bkue)の3つですが、4原色はそこにY(yellow)が
加わります。
RGBに黄色を加えた4原色表示を採用することにより、3原色表示では困難だった
鮮やかな中間色(黄色・シアン・マゼンダ)の表示が可能になるようです。
何でも黄金色が出せるのだとか・・・?
まだ実際には見ていませんが、今度家電量販店で確認してみようと思います。
iPhoneやiPad の出現など、新機能についていくのがいっぱいいっぱいですが、
まさに、人類の進歩は To infinity and beyond!
という感じです。
最後はお気に入りキャラ、トイ・ストーリーのバズ・ライトイヤーの決め台詞にて。
「コンサートから演劇などなど、ぜーんぶひっくるめて。
今まで実際に生で観たり聴いたりしたもの中で一番感動したのは何か?」
もしそう問われたら皆さんは何と答えますか?
私は、
「学生時代に札幌・道新ホールで観た桂米朝の落語」
と答えるかもしれません。
桂米朝さん。
皆さんご存知でしょうか。
音楽でなくて恐縮ですが、今日は大好きな米朝さんについて少し書かせていただ
こうと思います。
米朝さんは上方落語を復興させた方で、落語界から2人目の人間国宝、
2009年には演芸界初の文化勲章受章者になっている方です。
落語のことなんて何にも知らないですが、このお方だけは大好きです。
あの時軽い気持ちで「この人、人間国宝なの?じゃあ一応観ておこっかな」と
チケットを買ってみて本当によかったと今では思います。
あの時、米朝さんは舞台にいるだけですごい「オーラ」でした。
派手な衣装もなければ豪華な舞台セットもない、無の空間に座布団だけ、
ごまかしのきかない厳しい空間にひとり正座して大勢の観客と真っ正面に対峙
している米朝さんは実に美しく衝撃的でした。
ああいうものを見てしまうと、世の中で言う「美男」とか「美女」とか見た目の
容姿の美しさなんてどうでもよいと思えます。
(私も少しでも米朝さんみたいな美しさが持てたなら・・・・)
米朝さんを取り上げたテレビや本の中でたびたび出てくるエピソードで、
米朝さんは若かりし頃、お師匠さんから
「ただ一生懸命に芸を磨け。ねうちなどは世間が決めてくれるのだから」
といった趣旨のことを言われたそうです。
私が思うに、米朝さんの芸におごりたかぶりが一切感じられないのはきっとこの
せりふが象徴しています。
日々生活していると、「俺/私はすごい人間なんだ!!」とふんぞり返った態度
の人が多くないでしょうか。
けれどそんな世の中に、自分の価値やら自己顕示欲でなく純粋にただ芸を極めん
とする人がいるのです。
もう感動するしかありません。
藝、これ一生 米朝よもやま噺
桂 米朝(語り), 市川 寿憲(聞き手)
米朝さんに負けず劣らない素晴らしい芸人がたくさん登場しています。
読んでいてドキッとしたのがこのふたつ。
(下記正確ではありません。思い出して書いています)
一つ目は人形浄瑠璃の人間国宝の方が若い人たちに言った言葉。
「お客さんが拍手をしてもいい気になるな。やっと終ったと喜んで拍手している
のかもしれないのだから」
二つ目は米朝さんが大きなホールで公演したときのこと。
「こっちは演出として声を低くして話してるのに音響係は気を利かせてマイクの
ヴォリュームを上げてしまった。自分ひとりだけでなく皆が噺の内容を理解して
いなくてはならない。音響は特に気を使う。気を使わなくては“声”がただの
“音”になってしまう」
このふたつ、ジャンルを問わずエンターテイメント全般に通じることではないの
でしょうか。
芸術とは何か、美とは何か。文化とは何か。
私はぼーっと考えることがあります。
答えがでない難問です。
けれど、米朝さんみたいなお方がこの世にいるということ。
私にとってこんなに心強いことはないのです。
米朝さん、いつまでもお元気で!!
灼熱の太陽の下!音楽を楽しめる季節がやってまいりました。
人気の夏フェスも、沢山ありまして~どこへ行くかを決めることも楽しく、
ソワソワ・・・ソワソワしてしまいます。
炎天下はめっぽう苦手ですので、今回は“屋根のある”ライブハウスでの音楽フェスをチョイス。
「GIRL POP FACTORY 10」
10年も続いているガールズイベントのようです!
ビッグなライブハウス、Zepp Tokyoにて・・・
80~90年代の音楽シーンを彩った女性アーティスト、2000年代の女性アーティスト、
ソロシンガー、グループ、、10年来変わらない、キレのあるダンスパフォーマンス!
特に女性シンガーが大好きな私は、最高に楽しめました。
青春の音楽とは、その人が17歳頃の楽曲であると聞いたことがありますが、
まさにその通りだと感じます。
ライブへ行ったこともあり、すっかり90年代が恋しくなった私は、
友人宅にて「オールナイト90年代ニッポン」パーティーを開催しました。
ずーーーーーーっと、ひたすら一晩中、iPodに入っている90年代のJ-POPを流しながら過ごすというだけですが(!!)
青春の音楽・・・もう振り返る年齢になったのかと思うと自分自身でも驚いてしまいますが、
やっぱり、かつて青春の日々とともに過ごした音楽は、胸に沁みますね・・・