夏の強い日差しもだんだんと柔らかくなり、秋の気配が近づいてきました。
毎年この時期になると、田舎のおばあちゃんから栗が送られてきます。
今年も沢山の栗が届きました!
栗といえば、信州・小布施が知られています。
小布施の町では、美味しい栗おこわや栗のお菓子がいただけます。
私が小布施という地名を知るきっかけになったのは、母親がすすめた一冊の本からでした。
この本は、長野県小布施町をいかにして活気付けたかという町おこしの物語なのですが、
なんとその町おこしの主人公は、ひとりのブロンドヘアーのアメリカ人女性なんです!
彼女の名前は“セーラ・マリ・カミングス”といい、好奇心旺盛でとても行動力があり、強い信念を持った女性です。
“古き良き日本”を、守りたい、残したい!という彼女のまっすぐな思いに私はとても感動しました。
彼女の略歴はこんな感じです。
profile:
1991-92年 関西外国語大学交換留学生として日本に留学
1993年06月 ペンシルベニア州立大学卒業 長野オリンピックに憧れ、再来日
1994年06月 栗菓子の老舗、(株)小布施堂に入社。経営情報室を立ち上げる
1996年01月 欧米人としては初の利酒師の認定を受ける
1998年02月 長野冬季五輪の英国選手団アシスタント・オリンピック・アタッシュに任命され、ホスピタリティープログラムを企画・運営
1998年10月 廃業寸前の造り酒屋を改築し、桝一「蔵部」レストランを開く。
同年、小布施堂、桝一市村酒造場の取締役就任。
2001年08月 「小布施ッション」(Obusession) 文化サロンをスタート。(毎月ゾロ目の日に合わせて行う)
2001年12月 日経ウーマン誌が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002」大賞受賞
2003年07月 海の日に「小布施見にマラソン」(Obuse mini Marathon) 企画・運営。「海のない小布施に、波をつくる」
2004年04月 (株)文化事業部設立 代表取締役就任
こうした彼女の活動が評価され、2002年に『日経ウーマン』が主催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002大賞」を受賞しています。
どれも時間がない、人手が足りない、そんな依頼は受けてもらえない、といった周囲の既成概念を打ち砕き、成功に導いていった彼女のバイタリティと信念にはとても驚かされました!
アメリカからやってきたブロンドガールの主張を周囲の人々が受け入れてゆくことはなかなか容易なことではなかったのだろうと思いますが、
彼女は絶対に自分の信念を曲げることなく、日本人が捨て去ろうとしていた貴重な日本文化を取り戻そうと奔走し、
彼女独自の審美眼で日本人が今まで気づかなかった日本の歴史と美に新しい息を吹き込み、小布施の町に活気を与えていきます。
小布施の町を訪れると、活気溢れる古き良き日本文化を感じることできます。
北斎館をはじめとする美術館、栗の小径(くりのこみち)、伝統ある酒造場、酒蔵の一部を改装して作った和食レストラン『蔵部』・・・
この秋は旬の味覚を味わいながら貴重な日本文化を感じることができる、長野県小布施町を訪れてみてはいかがでしょうか?
さて、すっかり秋めいてまいりまして、1年のなかで1番ファッションを楽しめる気候になってまいりました。
重ね着などなど・・・秋の楽しみは多いものです。
気候が良いとお出掛けの機会もグッと増え、毎日のファッションコーディネートにワクワクしてしまいます。
毎年、お客様より、「ディズニー・オン・クラシックには、何を着て行けば良いのでしょうか?!」
という質問を頂くことがございます。
“クラシック”というと敷居が高く、静かにしっとりと聴くもので、
服装も正装でなくてはならないのでは・・・?というイメージがあるのだと思います。
しかしディズニー・オン・クラシックの公演は、シンガーも、オーケストラも歌い踊りだし、
お客さまも一緒に手拍子をしたりと、最高の笑顔で楽しめる空間となるのです!
そんなコンサートを楽しむには・・・
ご自身が一番気持ち良く楽しめる服装が一番ですね!
且つ、ちょっとオシャレをすると気分も上がり、より特別な日を過ごすことが出来ると思います。
デニムの方もいらっしゃいますし、可愛らしいドレスをお召しになった小さなレディも見かけます。
“お出掛けFasion、秋冬Version ~コンサート鑑賞編 ”で、私のお気に入りは・・・
■ワンピース
ずっと座りっぱなしでも、体が楽ちんです!且つ、エレガントな印象に!
■パンプスやブーツは・・・何を合わせるか迷いますね!
■そしてネイルもピカピカに!
ステージからはそこまでは見えない!と分かっていても、こだわりのひとつです。
特別なオシャレをして、コンサート後はディナーに出掛けるのも素敵ですね!
ちなみにサントリーホール公演では、オーケストラもいつも以上にエレガントな衣装で、
女性は特に色鮮やかで素敵なドレスを着て演奏しています。
そんなオシャレも、コンサートとともに是非お楽しみくださいませ。
その他、ディズニー・オン・クラシック公演に関する質問をまとめておりますので、
どうぞこちらよりご覧下さい。
FAQ:http://www.harmonyjapan.com/doc2010/faq
皆さまにとって、コンサート会場がより最高の空間となりますように!
ふと気が付くと、あのセミの声が遠のき、鈴虫の音が心地よい季節になってきました。
先日、雲取山をトレッキングした際にも、初秋の訪れを感じるシーンに出逢いました。
5:45AM、肌寒い空気と不思議な静けさに包まれて、ゆっくりと昇る朝日・・・。
霧がかったひっそりとした山道に、足音だけが微かに響きます。そこをぬけると別世界が待ち受けているよう。
心なしか茶色を帯びた感じがする木々。紅葉の季節が楽しみになります。
水墨画の世界を思わせるグラデーションが静かに広がります。
まるで空と一体になったような富士山のシルエットは幻想的。
生命力とエネルギーに満ち溢れた夏から、静寂の秋へ。
移ろう様子を“音”で感じた山行となりました。
夏休みに青春18切符を使って4泊5日の旅行をしました。
この青春18切符とは“5日間JRの普通列車と快速列車が乗り放題”のお得な切符です。
行き先は、広島・宮島、島根・出雲大社、奈良の室生寺と薬師寺にしました。
実は神社仏閣を見て回るのが大好きなんです。
こんな長い距離を普通列車と快速列車(と一部私鉄とバス)だけでちゃんと観光もしながら
5日間で巡れるのか?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それが意外にできてしまうんです。
一日目で品川駅6時27分発からスタートして東海道本線をずっと西へ行くと夜の10時には広島に着きます。
新幹線や飛行機を使えばもっともっと早く着けるのを考えれば途方もない時間ですけどね。
しかし、景色を眺めながらひたすら頭をからっぽにする、
それが楽しめる人には本当におもしろい旅です。
二日目はさっそく宮島へ。
あちこちでかわいらしい鹿が歩いています。
お昼は名物のあなごめし。
その後は広島駅まで戻り山陰へ登り松江まで向かいます。
山陽から山陰へ上るこの路線がこの旅で一番のんびりした路線で一番長かったです。
とにかくのんびりなスピードで待ち時間が非常に長い。
それに、電車は一両だけだし、いつの間にか乗客はわたしひとりになってしまうし・・・
一車両の電車に乗客が一人きりだなんて、毎日東京の朝のラッシュの電車でぎゅうぎゅう詰めになっている私にはちょっと考えられないです。
誰もいない車内を思わず写真におさめてしまいました。
その時の一両電車とその車内です。
ほら誰もいないですよね?
夜が深くなるにつれだんだん一人で電車に乗っているのが怖くなってきてしまって、
幽霊が乗ってきたらどうしよう?振り向いた運転手がのっぺらぼうだったらどうしよう?とか。
ビビリな私は想像力をフル回転させて恐怖に震えてしまいました。
しかし、都会の光の洪水の中で且つ狭い人口密度の中で生活してる私にはたまにはいい薬
だったのかもしれません。
自然に対する畏敬の念は忘れてはいけないと思います。
3日目は出雲大社です。
ここはどんなに観光客で賑わっていても、厳しい空気が張り詰めていて
仏教以前の神話の世界が今でも息づいている場所です。
近くの出雲阿国のお墓にも行き出雲そばを食べました。
その夜は姫路まででストップです。
4日目はいよいよ大好きな奈良の室生寺です。
土門拳の写真を見て行きたいと思って以来訪れるのは3度目になります。
ここの仏像が素敵なんです。
ここは出雲大社とは対照的で、お寺なんですけど人を受け入れる大らかさが感じられてホッとする場所でもあります。
近くにある龍穴神社にも足を延ばしました。
昔から龍は雨と関連付けて考えられていて、雨乞いの神様を奉っているそうです。
帰りのバスを待っているとあんなに晴れていたのに突然激しい雨が降ってきました。
雨乞いの神様が歓迎してくれたのかもしれません。
そして薬師寺は、単なるお寺を通り越して建築の知識があればもっと楽しめたんだろうに
とも思うくらい建築物としても芸術的な建物でした。
年齢を重ねてからまた訪れたいです。
最後の夜はちょっと贅沢に、名古屋駅に入っているマリオットアソシアホテルに
泊まることにしました。
一人でゆったりダブルベッドです。
家具はピカピカでテレビも大きなREGZA。
部屋からもバスタブからもキレイな夜景が見えてラグジュアリーなひと時でした。
感動的なのはこの洗面台。
自分の家の洗面台がこんなだったら毎日おしゃれをがんばれそうなんだけどな。
「そんなお金があるなら宿泊なんかしないで新幹線で東京に帰ったら?」なんて
言わないで下さいね。
いいんです。こんなお金の使い方もいかにも旅って感じで「アリ」なのです。
しかし惜しむべくはその日の私の格好です。
ヨレヨレのカーゴパンツにナイキのランニングシューズにリュックサックという
典型的な“バックパッカーファッション”で、しかも手にはコンビニのレジ袋を
ぶらぶら下げてるといった具合だったんですから。
そんな格好のお客さんは私くらいしかいませんでした。
エレベーターの中で、最上階のバーに向かう着飾った名古屋の紳士淑女たちと一
緒になった時はさすがにちょっと恥ずかしかったです。
次は一体どこへ行くのかわかりませんが、定期的に旅行に行きたいです。
私にとって、夏と言えば、お祭り、花火・・・。
夏の締めくくりに西武遊園地の花火大会へ出かけました。
毎週末、自宅から西武遊園地の花火を眺めていましたが、やっぱり間近で見る花火は迫力が違います。
この花火大会、昭和33年から続けられているそうです。
毎週末開催されるだけで、とっても贅沢な花火大会のような気がします。
真夏の夜空に大きな花を咲かせる花火。
パーンと音がした後、ひと呼吸おいてから小さな花がたくさん開いたり、ヤシの葉のような太く長い光跡を見せる花火。
花火が開く度に「わあ~」「きれい」「すご~い」と歓声が聞こえます。
キラキラと消えていく様子にも感動です。
最後には、会場にいらした方々の拍手が響きました。
夜空に、大きな 花火は迫力満点!
花火も日本の伝統、芸術ですね。
美しい花火に酔いしれました。
群馬県の北西部に位置する中之条に、沢渡温泉(サワタリオンセン)という小さな温泉街がある。
小さい頃から温泉が大好きで、年に数回通っていたが、最近は、2~3ヶ月に1回通うほどの温泉好きになった。
この沢渡温泉を知ったきっかけは、一冊の本。
「日本の秘湯」ガイドブック 。全国に185の宿が秘湯の宿として紹介されている。
群馬の草津温泉には、毎年足を運んでいるが、沢渡温泉は、草津の仕上げ湯といわれている温泉。
実家から車で2時間ということもあり、足を運んだのが、まるほん旅館。
木造りの廊下をギシギシと渡ると大浴場があり、床も壁も天井もすべてヒノキ材。
木のぬくもりと温泉の効能が一体となって、体を癒してくれる。
ガイドブックの中から10軒泊まり、集めたスタンプが10個になると、
スタンプ帳に捺印した中から思い出の宿に1泊無料招待してもらえるという楽しみもある。
沢渡温泉の町は、観光地となっている温泉地と違って、
遊ぶところはないに等しく、湯に入るか、散歩するか、日常生活とは違って、時間がゆっくりと過ぎる。
自然の大地の恵みを、体で感じることができる温泉に感謝しながら、
のんびりとした時間を過ごすのが私のこだわりの一つだ。
先日、東京国際フォーラム(ホールA)にミュージカル「イン・ザ・ハイツ」を見に行ってきました。
私は今までミュージカルを見ることはほとんど無かったのですが、
素晴らしい作品を拝見させて頂くことが出来ました!
このミュージカルは、ラテン系ブロードウェー・ミュージカルとして
ニューヨークに住むラテン系移民をルーツに持つ人たちの生活を描いたもの。
サントラCDが、09年グラミー賞を獲得しています。
画期的なのは、ミュージカルにラップを導入しているということ。
さらにHIP-HOP、R&B調の曲が数多く出てきます。
観る前は想像もつかなかったですが、
実際に観た感想は、ともかくクールでメリハリがあって感動です!
HIP-HOPやR&Bは普段から良く聴く音楽の一つですが、
このジャンルの腹に響くリズムが無理の無い形で取り入れられていて、
あまりにも自然に舞台にマッチしているので本当に感動しました。
歌もダンスも素晴らしく格好良かったです!
ストーリーに関しては、ラテン系移民のバッググラウンドを色濃く示しているため、
私自身ある程度バッググラウンドを理解しているつもりですが、
もし間接的にでも彼らの社会に触れたことがあればさらに感動が増したであろうと思います。
それにしても、このミュージカルをきっかけに今後も
HIP-HOP、R&Bを取り入れたミュージカルが増えていけば、
ミュージカルの魅力が変わっていくかもしれませんね。
貴重な体験をしたミュージカルでした!
酷暑、残暑が続いておりますが・・・気分はすっかり秋!
秋物のファッションにも心躍らせ、暑くてまだ着られない新品の服を眺める日々でございます。
さて、一足早く芸術の秋を感じるべく、舞台を観てまいりました。
<音楽劇>ガラスの仮面
かの有名な少女漫画が、舞台にまで飛び出してきました!
小さなころは、この漫画の瞳の中のキラキラな星に、本当にうっとり見入っていたものです。
音楽や舞台、ライブなど、生の人間が奏でるものを見ると、
いつも心にグッと衝撃を受けます。
今回も然り・・・
オープニングから2分ぐらいで、涙がつーっと流れてしまいました。
まだ感動のシーンとか、そういう場面ではなかったのですが、
人間のエネルギーに圧倒されてしまったのです!これは最高潮の幸せ気分!
こちらの舞台では、「バリアフリー鑑賞DAY」が設けられておりました。
聴覚に障害がある方でも、舞台の進行に合わせて台詞が表示される字幕機を利用し、
手元で字幕を見ながら観劇できるというもの。
以前、ライブMCでの「要約筆記」という、話している言葉が画面に表示される
バリアフリーについて触れたことがありましたが、
このように少しでも多くの人が、同じ時間で同じ楽しみを共有できることは
大変素晴らしく、理想的だと感じます。
いよいよDisney on CLASSICのスタートも近づいてまいりました。
皆さまの心にグッと、きっと何かを感じて頂ける公演です。どうぞお楽しみに!
そろそろ夏も終わりが近づいてきました。
8/19は神宮外苑の花火大会でした。
ハーモニージャパンは神宮前に会社がありますので
神宮外苑の花火は会社の窓から観る事ができます。
日本の夏と言えば、花火ですね。
私が子供だった頃から比べると、花火は年々進化しているように思います。
鮮やかなピンクやブルーの新色が出たり、ハートやスマイルマーク、トンボ
などの形をした花火が夜空を舞うようになりました。
天候にも恵まれ、この日は12,000発の花火が上がりました。
日本の花火技術は世界的にも非常に優れているそうで、色とりどりで、
どこから見てもまんまるの球状に見える花火は日本独特のものだそうです。
これも花火師達の長年の努力と工夫を重ねた結果なんですね。
また、花火作りには設計図もなく、試し打ちもほとんど行わないそうです!
最終的には職人の経験と勘がものをいう、まさに「職人芸」の仕事!!
この日も打ち上げられる花火、一発一発を観ているとやはり日本人の技術の
素晴らしさを実感しました!
色彩、形、星の散り方・・・年々進歩を続け、世界に誇れる日本の文化。
日本人に生まれて良かった、と思う瞬間です。
余談ですが、学生の頃、アメリカで独立記念日に打ち上げられる花火を観たことがあります。
やはり各国の国柄が出るのでしょうか、アメリカの花火はとても華やかで派手でした!
最後に夏の和菓子を紹介したいと思います。
ここにも職人の技がキラリ。